TARUBARはほかのスティックと何が違う?素材・考え方・楽しみ方を比較して解説 | TARUBAR COLUMN vol.9

TARUBARはほかのスティックと何が違う?素材・考え方・楽しみ方を比較して解説 | TARUBAR COLUMN vol.9

TARUBARは、新品の木材ではなく、実際にウイスキーやワインの熟成に使われた「本物の酒樽材」から作られた熟成スティックです。香りをつけるだけのアイテムではなく、蒸留所が行う追熟(カスクフィニッシュ)を自宅で体験するための道具として作られています。

ウイスキー用スティックは、大きく2種類に分けられる

新品の木材スティックは、オーク材などをスティック状に加工してチャー(炭化)処理を施したものです。木のニュアンスをウイスキーに加えられ、手に入りやすく価格も抑えられています。ミズナラ・ホワイトオーク・ヤマザクラなど素材の種類も豊富で、一般的に広く流通しているカテゴリです。

一方、本物の酒樽材スティックは、実際にウイスキーやワインの熟成に使われた樽材を加工したものです。樽の内部には長年かけて熟成されたお酒の香りと風味が染み込んでおり、その木がウイスキーに触れることで、蒸留所の追熟に近い変化が生まれます。市場での流通量は新品木材スティックより少なく、TARUBARのように「本物の樽材」を差別化として打ち出す製品は、現在もニッチな存在です。TARUBARが使うのは、この本物の酒樽材です。

仕入れに3ヶ月以上かかる、組み替え不可の樽材

ウイスキー熟成に使われた樽は、傷んでも通常は解体して組み替えられ、再び熟成に戻されます。しかし中には状態によって組み替えが難しいものもあり、そうした樽材は市場にほとんど出回りません。TARUBARは、そういった樽材を専門業者から直接買い取っており、依頼から仕入れまで3ヶ月以上かかることもあります。フレーバーによってはさらに時間がかかり、シェリーカスクはスペインからの輸入で現地での樽集めから国内加工まで最低1〜2ヶ月、ラムカスクやポートワインカスクは半年以上業者とやりとりしてようやく仕入れにこぎつけた樽材です。いつ入荷できるかは届くまでわからないのが実情ですが、それでも本物の樽材だけにこだわっています。

約3日で変化が始まり、2週間が一つの目安になる

TARUBARをボトルに入れると、数日後から香りと味にやわらかな変化が生まれ始めます。目安は、約3日後に香りにわずかな変化が出始め、1週間後にまろやかさが増してコクが出てきて、2週間後に熟成感が広がります。変化の出方はウイスキーの銘柄やフレーバーによって異なりますが、2週間をひとつの目安にしています。その先も漬け続けることでさらに深い変化を楽しめ、TARUBARが沈むタイミングに個体差があっても品質には影響ありません。

香りの変化だけでなく、待つ時間も含めて設計されている

市場にある香り付けスティックの多くは、木の香りをウイスキーに移すことを目的にしています。TARUBARは「味を変える木の棒ではなく、時間を育てるための道具」というコンセプトで作られており、ボトルに入れてから2週間、香りが少しずつ変わっていく様子を確かめながら待つ時間そのものを楽しんでもらうことを想定しています。これはTARUBARが大事にしている設計思想であり、どのお客様にも同じように当てはまると確認できているわけではありませんが、一つの楽しみ方として知っておくと使い方の幅が広がります。

よくある質問

TARUBARと普通の木材スティックは何が違いますか?

TARUBARは、実際にウイスキーやワインの熟成に使われた「本物の酒樽材」から作られています。新品の木材とは異なり、樽に染み込んだ香りと風味がウイスキーに移ることで、蒸留所の追熟に近い変化が生まれます。

価格が高めなのはなぜですか?

新品の木材を加工するより、市場にほとんど出回らない本物の酒樽材を専門業者から直接買い取るほうが時間もコストもかかるためです。シェリーで最低1〜2ヶ月、ラムやポートワインで半年以上かけて仕入れています。

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