
万博で感じた「ありがとう」──TARUBARがつなぐ熟成の輪
はじめての万博出展、そして“共創チャレンジ”へ
2025年春。
TARUBARは「TEAM EXPO 2025」プロジェクトの“共創チャレンジ”に参加しました。
これは、「自分たちが描くワクワクする未来を実現するためのアクション」に挑戦する取り組み。
TARUBARが大切にしているのは、酒樽の再生と、そこから生まれる熟成文化。
本来なら廃棄されるはずだった酒樽を、新たな形で命をつなぐ。
その想いが万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」と重なり、参加が決まりました。
最初は出展を迷っていました。
SNSでは万博への批判も多く、距離を置いていた時期もありました。
でも、時間が経つにつれ、
「一生に一度の機会かもしれない」
「こどもにもこの空気を感じてほしい」
そう思うようになり、9月に出展を決意しました。
準備の大変さと支えてくれた人たち
会場は「フューチャーライフビレッジ」。
そこにブースを構え、ステージでも30分のトークを行うことに。
準備は本当にハードでした。
何十ページにもわたる規約、英訳提出、ロゴのサイズ、展示物の安全規定…。
正直、途中で心が折れそうになるほど。
それでも、スタッフやタルメンの支えがあって最後まで走り切れました。
当日は小雨の中、朝8時からの設営をタルメンが一緒に手伝ってくれて、
みんなでブースを形にしていきました。
そして、あとから子どもも合流。
小さな手でTARUBARを手渡したり、ステッカーを配ったり。
緊張しながらも、来てくれた人に笑顔で「どうぞ」と声をかけてくれて。
その姿を見たとき、「この経験を見せられて本当によかった」と心から思いました。
万博という特別な場所で、みんなでTARUBARを届ける時間が過ごせたこと。
それは、きっと一生忘れられない思い出になりました。
来てくれた人たちに、心からありがとう
フューチャーライフビレッジは会場の西の端。
「人が来てくれるかな…?」という不安もありました。
でも、ふたを開けてみれば、たくさんの方が立ち寄ってくれて——
想像以上に多くの出会いがありました。
SNSでつながっていた方がわざわざ会いに来てくれたり、
ウイスキーが大好きなおじいちゃんが「これは夢があるねぇ」と言ってくれたり、
通りがかった家族連れが「お酒の香りがすごい!」と目を輝かせてくれたり。
ステージでも30分話したけれど、あっという間。
本当はもっと話したかった。
それくらい、TARUBARの想いを受け取ってくれた人が多くてうれしかった。
“贈ること”の本当の意味を感じた瞬間
ブースでは「SNSフォローでTARUBARミニをプレゼント」という企画をしていました。
でも中には、「SNSはやってないけど気になって寄ったんです」という方も。
そんな方にも、
「せっかくここまで来てくれたなら、ぜひTARUBARを体験して帰ってほしい」
そう思ってプレゼントしました。
それを一緒に決めてくれたのがタルメンたち。
“売る”よりも“贈る”を選んだ瞬間でした。
その光景を見ながら、
「TARUBARって、やっぱり“モノを売る”ブランドじゃないな」
と強く感じました。
体験を通じて、人を笑顔にするブランド。
その原点を、改めて思い出せた瞬間でした。
家族、タルメン、そして出会えたすべての人へ
今回の出展は、ひとりでは絶対にできなかった。
手伝ってくれたみなさん。
朝早くから支えてくれたタルメン、
現地で声をかけてくれた皆さん、
本当にありがとうございました。
「熟成って、人も同じ」
時間をかけて、想いが少しずつ深くなって、
出会いが味を変えていく。
まさにTARUBARそのものだと思いました。
そして、1周年へ。再び“原点”へ。
この万博を通して、TARUBARはもう一度スタート地点に戻ります。
「ウイスキーを美味しくする」だけじゃなく、
「人を笑顔にする」「想いをつなぐ」ブランドであり続けたい。
10月8日からTARUBARは1周年。
10月8日〜10月19日の期間中は1周年キャンペーンを開催します。
関西では「TARU STAND」、関東では「kibacoworks【SLOW&STEADY '25】」にも出展予定。
この1年を支えてくれたみんなに、心からありがとう。
そしてこれからも、一緒に熟成を楽しもう。